とことん疑問を解決!Dr.マッキーの遠隔医療Q&A

 Dr.マッキー
   

Dr.マッキーです。

遠隔医療に関する疑問に、QA方式でお答えします。

あんな疑問こんな疑問を、とことん考えてみましょう。

手始めに、勉強会を通じ、市民・患者の皆さまから頂いたさまざまな疑問に、Dr.マッキーが少しずつお答えします。

 

※日本遠隔医療学会の正式な回答ではありません。

Q.Dr.(医師)の診察代はどうなるのか?


A.まだ未整備なのですが、健康保険の中で適切な費用負担として行われるよう制度を整える必要があります。



Q.病院では数時間待っている患者がいるのに、すぐに診察してもらえるようなら、不公平だと文句が出るのではないか?


A.普通の外来でも、予約の患者さんと突然来院された患者さんが混ざっています。さまざま止むを得ない状況での診療ですね。病院の待合室に上手にアナウンスしていくことでトラブルは避けられると思います。


Q.毎日スカイプをやっているが、とても画像が悪いので、そのような時に正確に診断はしていけるのだろうか?

A.互いに顔を見ながらコミュニケーションすると、単なる電話(注)より患者さんの病状を的確にとらえることができます。例えば、すぐに救急車で病院に行ったほうが良いか、往診したほうが良いか、手持ちの薬の飲み方を工夫すればよいか、少し様子を見ても良さそうか、などについては単なる電話よりはるかに適切な判断ができます。医療は「0」か「1」かという両極端の世界ではありませんので「正確な診断」という言葉には様々な中間的レベルがあるものだとお考えください。


(注)患者さんからの電話にたいし、医師が様子を聞き、医療的なアドバイスをすることは「電話等再診」と呼ばれる正式の診療行為です。


Q.電話等再診は患者が依頼との事ですが、患者が依頼した場合は誰でも医師は受けて下さるのでしょうか。ぜひ知りたかったのですが… 現実的にはあまり行っていないようですが。

A.電話等再診は、「ある病気」で「Ⅹ先生」に診てもらっていて、Ⅹ先生があなたの病気の状態をよくわかっている、というのが第一の条件です。 次に、その「ある病気」の状態が思わしくなく、Ⅹ先生のアドバイスを受けたいが、あなたが診察を受けに行くのは困難な状況にあって、電話ででもよいから何とかしてもらいたいと考えたときに「あなた」が電話を医療機関にかけて「Ⅹ先生(もしかすると他の医師になることもありますが)」症状や困ったことを話し、医師がそれに応じてあなたに医療的指示を与える、という状況が第二の条件です。 

Ⅹ先生から「何か困ったことがあったら電話しなさい」と言われていれば、何ら困難はありません。そのような患者さんや家族には、医師から携帯電話の番号などを伝えられていると思います。 

病院や医院のロビーに「電話再診行います」など張り紙をしませんし、多くの場合終末期医療など特殊な状況で利用されますので、一般の方には知られていないことですが、決して稀な医療ではありません。 

何の前触れもなく、いきなり医院や病院に電話して、「電話再診でお願いします」ということは成立しにくいと思います。

 

Q.遠隔医療について、医療機関がどの様な対応をしているのか。

A.遠隔医療というのはいろいろな形があるので一概には言えません。

遠隔医療を積極的に行っている医療機関や地域は、ときどき新聞やテレビに報道されたり、インターネットでわかるようになっています。報道価値がある、ということは日本の中ではそれほど一般的なことではないとも言えます。

一般的に用いられる医療として成長するためにも、遠隔医療の価値を皆で検討して、患者さんの利益になる(あるいは不利益なところもある)ということを明らかにしていく必要があります。今はその過渡的な時代と言ってよいと思います。

 

Q.埼玉県では、どの程度行っているのでしょうか。

A.埼玉県ではどうであるか、ということを県民が知りたい、知ることはとても重要だ、と思うところが出発点です。おおよそのことを把握しているのは県の医療・介護・福祉を担当している部署や、あるいは県の医師会であると思います。「何をどう聞けばよいか」わからないかもしれませんが、自ら情報を収集して、ある程度の勉強をしてから、そのような窓口を訪ねて訊けば教えてくれると思います。

 

最終更新日

2017.11.9

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お勧めの本

遠隔診療実践マニュアル    

 在宅医療推進のために篠原出版新社 2013/1/28) 

患者の声を聞く

 みんなで紡ぐ医療の絆篠原出版新社 2013/1/28)

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プロフィール

大木里美

埼玉県に住む主婦で指定難病を患う患者です。

遠隔医療の普及を心から願い「一般社団法人埼玉県障害難病団体協議会(障難協)」及び「中枢性尿崩症(CDI)の会」と共に活動しています。

見守り機能付き服薬支援装置を使用していますが、見守りが心強く、乱れていた服薬状況も大きく改善、QOLが向上しました。

ドン臭いくせに猪突猛進の私ですが、良いご縁に恵まれ、助けて頂いています。幸せなことです。(皆さまに感謝)